繰り返すセコイズム。

せこくつつましく、セコ充を目指してセコ活をしています。

Amazonプライムでアジア映画(19)マッキー(インド)

アジア映画が好きである。Amazonプライムの特典で、どれくらい自分好みのアジア映画を見ることができるのか、外出を控えつつ、自宅でセコ充を目指してセコ活しがいのあるテーマである(※2020年9月時点のAmazonプライム特典視聴情報です)。

 

「マッキー」とは、ヒンディー語で「ハエ」という意味。「映え」ではなくて「蠅」である。タイトルの意味すら知らず、何の予備知識もないまま見始めたハエの映画である。

悪徳社長のスディープは、女性を自分のものにするためであれば金に糸目もつけず、汚い手も厭わない男。彼が次に狙いを定めたのはビンドゥという美人だったのだが、彼女はジャニという若者にひそかに想いを寄せていた。このあたりまでの展開は、ちょっと退屈でキツいなあ…という感じである。それに、インド映画って、いきなり歌ったり踊ったりし始めて癖が強くて苦手なんだよなぁ…という私の先入観を裏切らず、この映画もその例にもれることなく、いきなり1980年代のUSA的なミュージックビデオよろしく、ダンシングが挿入される。 

マッキー

マッキー

  • メディア: Prime Video
 

 ところが、ジャニの存在を知ったスディープは、ビンドゥを手に入れるためにジャニのことが邪魔で憎らしく、殺してしまうのである。すると、ジャニは1匹のハエに生まれ変わり、ビンドゥを守るべく、そしてスディープに復讐を果たすべく、ハエとして戦い始めるのだった。荒唐無稽とは、まさにこのことだ。なんというバカバカしい展開なのだろう。ハエが苦手な人は、ここでリタイア間違いなしだ。だって、ここからずっとハエ中心なのだから。しかし、私はといえば、ここからはもう、一気見である。ビンドゥもハエになったジャニを受け入れて、ふたりともに…いや、ひとりと一匹で共闘し、見事に悪徳社長スディープに復讐を果たすのだった。

TBS日曜劇場風に言うと、これぞまさに「やられたらやり返す!倍返しだ!」なのだった。ダブルリターンである。

(また見たい度(★1~5) ★★)


映画『マッキー』予告編


面白いダブルリターン