繰り返すセコイズム。

せこくつつましく、セコ充を目指してセコ活をしています。

箇条書き美術展めぐり ドローイングの可能性(東京都現代美術館)

先日の日曜日、東京都現代美術館で見てきた「ドローイングの可能性」。美術館の再開から会期終了まで時間がなかったが、マティスの「Jazz」とか石川九楊の作品が出品されるというので、これはやっぱり見ておきたいと、慌ただしく出掛けたのだった。

www.mot-art-museum.jp

 

石川九楊の、書とも抽象画ともいえる画には、目を凝らせば「放射」「罪」「戦」といった文字が埋まっていて、9.11同時テロや3.11原発事故といった同時代史の呻き声のようだ。

マティスの「Jazz」は、切り紙の画の方ばかりを見ていたけど、一冊の本として書かれたアルファベットもまた、「Jazz」の音楽のように躍動するドローイング作品だった。

東京都現代美術館は、入場時の検温、チケット購入待機列のソーシャルディスタンス、あちこちに消毒液…と、対策には余念がない。

・同時開催中の「オラファー・エリアソン展」は、開場と同時に待機列が出来て待ち時間があった様子だったが、昼頃には捌けていた。

 

こちらはコレクション展「いまーかつて 複数のパースペクティブ」の展示風景。 一部、写真撮影OK。

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オノ・ヨーコ「インストラクション・ペインティング」

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岡本信治郎「ころがるさくら・東京大空襲」など

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宮島達男「それは変化し続ける それはあらゆるものと関係を結ぶ それは永遠に続く」