インスタントでアジアンフード(5)ベトナムコーヒー
今回はインスタントフードではないので、番外編だ。
ベトナムコーヒーといえば、コンデンスミルクをたっぷり入れた、甘ったるいコーヒーだ。年末年始にハノイ旅行をしたとき、毎日のように飲んでいた。食後の一杯で口直し…のつもりが、かえって口の中が甘ったるくなる。でも、だんだんクセになる。
コーヒー豆は、コピ・ルアク。ジャコウネコが食べたコーヒー豆の糞から抽出した、珍しい豆だ。日本なら数千円の高級品だが、ハノイ旧市街のコーヒー挽売りの店では1000円くらいだった。たぶん、バニラフレーバーを加えた、純度100%のコピ・ルアクではないのだろう。しかし、話のタネ程度に…と思って飲めば、悪い買い物ではない。
それから、ベトナムではコーヒーフィルターとして、写真右のカップのような独特のフィルターを使う。これは100円くらいだったかな。ちょっと工作精度も怪しい。
たっぷり練乳を入れたカップの上に、フィルターをのっけて、コーヒーを大さじ2杯くらい…
お湯を注いで、こんな感じで上から軽く押さえるようにする。
あとは、フタをして、お湯がポタポタ落ちて、出来上がりを待つだけ。
実際に飲んでみたら、うーん、やっぱりハノイで飲んだコーヒーとは違うぞ。森永の練乳では、やっぱり違うのか…。あるいは、フィルターの工作精度が怪しいので、ちゃんと濾せずにポタポタ落ちるスピードが速すぎるのかもしれないし、コピ・ルアクを名乗るコーヒー豆がやっぱりアレなのかもしれない。