箇条書き美術展めぐり 箱根・岡田美術館で若冲展
密を避けて、箱根である。
岡田美術館に何年ぶりかの2度目の訪問。岡田美術館といえば、パチンコパチスロ業界大手のユニバーサルエンターテインメント系列の私設美術館で、会長・岡田和生氏の蒐集したコレクションは立派なもの。とくに陶磁器のコレクションは膨大だ。60年間行方不明だった喜多川歌麿の大作「深川の雪」が発見され、岡田美術館の所蔵になった時は話題になったものだった。その歌麿を見に行った時以来の訪問だった。
伊藤若冲作品も7点所蔵していて、今回は全7点を展示するというので、足を運んでみた。(2021年3月28日まで)
箇条書き美術展めぐり さようなら原美術館
2021年1月での、建物の老朽化のために閉館が決定した原美術館。現在、最後の展覧会「光―呼吸 時をすくう5人」が行われている。年に一度は何かしらの展覧会を見るために足を運んでいた美術館だが、もうこれで来るのが最後になると思うと、さびしい気持ちでいっぱいだ。建築含めて、本当に良い美術館だった。
2019年、難病のために40代半ばで早逝した佐藤雅晴の「東京尾行」のシリーズは、オリンピックへと向かう東京の街の姿を撮影し、風景の一部をトレースしたアニメーションを織り交ぜた作品。当然、ここには陽光の下でマスクをしていない人々が歩く街の姿が描かれているのだが、その風景をぼんやりと眺め、過ぎ去った日常、当たり前だと思っていた日々を思い返すだけで、なんかもう、泣けてくる。現実はマスクだらけの世の中で、マスクをしていない世界は、もはやそれだけで「虚」だ。おっと、いけない…最近、涙もろくなったかな…。
箇条書き美術展めぐり KYOTO GRAPHIE 2日目
KYOTO GRAPHIE(京都国際写真祭)に合わせて、4連休に久しぶりの京都旅をしてきたのである。もちろん、ホテルはゴートゥーな割引だ。
毎年春に行われていたKYOTO GRAPHIEも、今年は新型コロナの感染拡大で秋に延期。何はともあれ、無事に開催されて喜ばしいかぎりだ。今年のテーマは「VISION」。コロナ禍にあって、とてもタイムリーに響くテーマだ。
そして私は、前売りパスポート(3,500円)と地下鉄・バス2日券(1,700円)を携えて、ぶらぶらと京都の街を動きまわったのだった。密を避けて京都観光をしながら、二日券の元を取りつつ、KYOTO GRAPHIEも満喫してしまおうという、揺るぎないセコいVISIONである。かといって、せかせか急いで動くのもイヤなので、時間的にはゆとりを持たせるという、ゆるセコ旅だ。
KYOTO GRAPHIEは、通常の観光では立ち入れないようなところにも入ることができたりするのが面白く、また、写真という表現の枠を広げてくれるような作品や展示に驚かされ、楽しい。
【2日目】★…KYOTO GRAPHIE関連の展示 ●…通常の観光など
ホテル出発(9時50分頃、徒歩で烏丸御池方面へ)
★ウィン・シャ:一光諸影(誉田屋源兵衛 竹院の間)
★エルサ・レディエ:Heatwave(HOSOO GALLERY)
★片山真理:home again(嶋臺(しまだい)ギャラリー)
烏丸御池→丸太町(市地下鉄・220円)
★ピエール=エリィ・ド・ピブラック:In Situ(京都府庁旧本館 正庁)
★オマー・ヴィクター・ディオプ:Diaspora(京都府庁旧本館 旧議場)
丸太町→烏丸御池→三条京阪(市地下鉄・220円)
★瀧本幹也:LAND SPACE 2020(Sfera)※200円
(↓徒歩)
★外山亮介:導光(建仁寺両足院)
清水道→法然院町(市バス・230円 ※急行100号線なので密です…)
●法然院~哲学の道(徒歩)
東天王町→岡崎公園美術館・平安神宮前(市バス・230円)
●杉本博司:瑠璃の浄土(京都市京セラ美術館・10月4日まで・1,500円)
東山→京都(市地下鉄・260円)
★甲斐 扶佐義:美女100人(京都駅ビル 空中径路)
京都→四条(市地下鉄・220円)
ホテルへ帰着
【本日の交通費:1,380円】
箇条書き美術展めぐり KYOTO GRAPHIE 1日目
KYOTO GRAPHIE(京都国際写真祭)に合わせて、4連休に久しぶりの京都旅をしてきたのである。もちろん、ホテルはゴートゥーな割引だ。
毎年春に行われていたKYOTO GRAPHIEも、今年は新型コロナの感染拡大で秋に延期。何はともあれ、無事に開催されて喜ばしいかぎりだ。今年のテーマは「VISION」。コロナ禍にあって、とてもタイムリーに響くテーマだ。
そして私は、前売りパスポート(3,500円)と地下鉄・バス2日券(1,700円)を携えて、ぶらぶらと京都の街を動きまわったのだった。密を避けて京都観光をしながら、二日券の元を取りつつ、KYOTO GRAPHIEも満喫してしまおうという、揺るぎないセコいVISIONである。かといって、せかせか急いで動くのもイヤなので、時間的にはゆとりを持たせるという、ゆるセコ旅だ。
KYOTO GRAPHIEは、通常の観光では立ち入れないようなところにも入ることができたりするのが面白く、また、写真という表現の枠を広げてくれるような作品や展示に驚かされ、楽しい。
【1日目】★…KYOTO GRAPHIE関連の展示 ●…通常の観光など
ホテル出発(9時30分頃)
四条→北大路(市地下鉄・260円)
北大路バスターミナル→大徳寺前(市バス・230円)
●大徳寺興臨院(500円)
★マリー・リエス:二つの世界を繋ぐ橋の物語(アトリエみつしま Sawa-Tadori)
大徳寺前→北大路バスターミナル(市バス・230円)
北大路→国際会館(市地下鉄・260円)
国際会館駅前→幡枝(京都バス・230円)
★瀧本幹也:CHAOS 2020(妙満寺大書院)※拝観料500円
幡枝→国際会館駅前(京都バス・230円)
国際会館駅前→上橋(京都バス・230円)
●蓮華寺(500円)
上橋→出町柳駅前(京都バス・230円)
★甲斐 扶佐義:鴨川逍遥(河合橋東詰歩道、タネ源、青龍妙音弁財天)
★オマー・ヴィクター・ディオプ:MASU MASU MASUGATA(出町桝形商店街)
河原町今出川→烏丸今出川(市バス・230円)
今出川→四条(市地下鉄・260円)
★福島あつし:弁当 is Ready(伊藤佑 町家)
★マリアン・ティーウェン:Destroyed House Kyoto(伊藤佑 町家)※要予約
ホテルへ帰着
【本日の交通費:2,390円】