インスタントでアジアンフード(15)無印良品のレトルトを食す
先日、無印良品で温めるだけのレトルトを買ってきたのである。ガパオ(タイ)とルーロー飯(台湾)だ。外出もできるだけ控えなければならんということなので、前日のあまったご飯を使って、朝と昼で連続の無印良品レトルトだ。
まずは、朝からガパオライス。目玉焼きをのっけてみる。
ごはんの上にかけると、本場のガパオっぽい香りが立ち込めるが、匂いは抑え気味である。味は、ほとんど辛さを感じない辛さなので、パンチに欠けるかもしれない。ふぅ、からいからい…と汗だくになりたい人には物足りないだろう。
続いて、昼食にルーロー飯。セブンイレブンの煮たまごを買ってきた。
ごはんの上にかけると、八角の香りが漂う。 TBSの某番組のごはんにかけるだけランキングで1位にになったというだけあって、けっこうしっかりした味わい。汁だくなところは、好みが分かれるかもしれない。
インスタントでアジアンフード(14)ブン・オック、再現できるかな
ハノイで食べたタニシの麺、ブン・オック(Bún ốc)。どうにかして、自分でもブン・オックを再現できないものかと思い、いろいろ買ってきたのである。カルディで売っていた「ディルスープ」なるものが、貝のエキスをベースにしているというから、タニシも同じ貝であるし、もしかしていけるんじゃないか?という淡い期待を持ちながら、作り始めたのである。
しかし、残念ながら、近所のスーパーでタニシは売ってないし、セブンイレブンで売っていた「あかにし貝」なるもので代用。
ブンを茹でで、冷水で湯切り。ディルスープであかにし貝を軽く煮て、スープをつくる。「そういえば、ブン・オックはトマトの酸味が強かったよなあ」ということを思い出し、ミニトマトをどんどん投入する。
どんぶりに湯切りしたブン、そこにスープをかけて、はい完成。見た目は何となくいいじゃないか。
…と思ったものの、上品な味に仕上がってしまい、似て非なるものなのだった。ハノイの路上で食べたのは、もっとトマトの酸味が効いていて、タニシの独特の臭みとのコラボレーションが、だんだんとクセになっていく感じだった。カルディのスープの素で作ったのだから、まあ、仕方がない。これはこれで、味付けを間違えようのない、それなり美味しいブンになったのだった。
こちらは、ハノイの路上で食べたブン・オック。ホテルの近くの Bún ốc sườn というお店だった。地元の人たちで賑わっていたので、きっと美味しいのだろうと思って、ひとり飯。揚げパンも一緒に出してくれるので、みんなの真似をして、汁にひたしながらパンを食べたのだった。
インスタントでアジアンフード(13)かけるだけでルーロー飯
麺線につづいて、またもや台湾から。こんどはファミマの魯肉飯(ルーロ-ハン)である。これまた、かけるだけだ。おまけに、ご飯もインスタントだ。いずれもレンジでチンするだけで、料理とは呼べないレベルであるが、気分だけは、もう、台湾だ。
電子レンジでチンするだけなので、作る過程は省略。ご飯も具材もチンして、4分くらいで完成だ。あれっ、見た目は、なかなか美味しそうじゃん?
ひとくち食べれば、口の中に広がる台湾の薫り、まぶたに浮かぶ夜市の風景。ちゃんと「魯肉飯」している。
半熟たまごを乗せてみる。いや、あえて乗せなくても良かったかな、うん。
こちらは、台北の龍山寺近くの「四方阿九魯肉飯」。クセがなくて食べやすい。たぶん、八角の香りが苦手な人も大丈夫…と思う。
魯肉飯には、半熟たまごではなくて、煮たまごだよな。四方阿九魯肉飯は、味付けが優しく、だいたい食べやすかった。あー、台湾に行きたい。
カメラを持って、旅の中へ。
実は写真を撮ることも好きで、もっぱらコンパクトフイルムカメラのリコーGR1sを使い続けている。あちこち連れまわしたせいで、くたびれ具合が激しくなってきた。電源をオフにした時にレンズカバーは半分開いたままだし、ボディも剥げてきたし、フイルムの残数表示も数字が欠けている。それでも、ポケットに入れて、さっと取り出して写せる機能性は抜群なので、代わりがいない。
旅に行けない間に、ネガの整理や、スキャン保存や、印画紙にプリントなどなど、いろいろやっておけば良かったのだが、溜まりすぎたネガの前に、お手上げ状態だ。お手上げ状態だが、先週、久しぶりに貸し暗室に行って、ちょっとだけプリントをしてきた。お金と時間がたくさんあればバライタ紙に焼きたいのだが、プリント枚数を稼ぎたかったので、RCペーパーで済ませた。主に、2019年のタイの写真、それから、2020年始のベトナムの写真だ。
プリントをしながら、やはり募るのは旅への想いだ。国内旅行は、警戒しつつも何となく行きやすくなりそうな雰囲気になってきたけれど、旅行目的の海外渡航はいまだに先行きが見えずじまい。海外旅行が趣味の人は、そろそろ禁断症状に陥っているのかもしれない。
どこに出すでも、誰に見せるでもないプリントたちだが、ブログとかインスタグラムに投稿する気になったら、投稿しようと思う。思ってはいるけど、スキャンしてデータ化しないといけないので、また億劫になって、やらずじまいに終わりそうな気がするけれど。