カメラを持って、旅の中へ。
実は写真を撮ることも好きで、もっぱらコンパクトフイルムカメラのリコーGR1sを使い続けている。あちこち連れまわしたせいで、くたびれ具合が激しくなってきた。電源をオフにした時にレンズカバーは半分開いたままだし、ボディも剥げてきたし、フイルムの残数表示も数字が欠けている。それでも、ポケットに入れて、さっと取り出して写せる機能性は抜群なので、代わりがいない。
旅に行けない間に、ネガの整理や、スキャン保存や、印画紙にプリントなどなど、いろいろやっておけば良かったのだが、溜まりすぎたネガの前に、お手上げ状態だ。お手上げ状態だが、先週、久しぶりに貸し暗室に行って、ちょっとだけプリントをしてきた。お金と時間がたくさんあればバライタ紙に焼きたいのだが、プリント枚数を稼ぎたかったので、RCペーパーで済ませた。主に、2019年のタイの写真、それから、2020年始のベトナムの写真だ。
プリントをしながら、やはり募るのは旅への想いだ。国内旅行は、警戒しつつも何となく行きやすくなりそうな雰囲気になってきたけれど、旅行目的の海外渡航はいまだに先行きが見えずじまい。海外旅行が趣味の人は、そろそろ禁断症状に陥っているのかもしれない。
どこに出すでも、誰に見せるでもないプリントたちだが、ブログとかインスタグラムに投稿する気になったら、投稿しようと思う。思ってはいるけど、スキャンしてデータ化しないといけないので、また億劫になって、やらずじまいに終わりそうな気がするけれど。