GダイアリーのGは「ジェントルマン」のG
昨日4月11日は、タイの反政府デモで日本人カメラマンが銃撃されて死亡してから丸10年だった。バンコクを震撼させた、いわゆる「暗黒の土曜日」の事件だ。
https://www.nikkei.com/article/DGXNNSE2INK09_Q0A410C1000000/
そして、ちょうど読み終えた『バンコクドリーム 「Gダイアリー」編集部青春記』にも、2010年のデモの様子が緊迫感を持った筆で描かれている。真っ昼間の市街戦とも言えるような、緊迫した空気が伝わってくる。
それにしても、この本、帯の出来栄えが最高だ。「駐妻たちに目の敵にされた・・・」の一文が、雑誌に携わった者たちの自負を表している。内容は、決して破廉恥なものではなくて、当時のバンコクの空気感を味わえる、まっとうな青春ノンフィクションで楽しく読むことができた。はぁ…また、バンコクに行きてぇ…。
GダイアリーのGは、あれをアルファベットでもじってGなのかと思ったら、ジェントルマンのGなのだった。
図書館も休館のため、予約しておいた本が届かないといった不便さはあるものの、逆を言えば、次から次に予約本が届いて期日までに読み終えなければならないといった、無限ループの予約地獄のプレッシャーからもしばし解放されることになる。
ちょうどいい機会である。未読のまま放っておいた本があるので、外出自粛の期間に読み進めようと計画をしている。
全部を読むのは無理だけど、読みたい度が高いものから手を付けていこう。