繰り返すセコイズム。

せこくつつましく、セコ充を目指してセコ活をしています。

Amazonプライムでアジア映画(12)レディ・アサシン 美人計(ベトナム)

昨日の『ソン・ランの響き』に続いて、連日の下高井戸シネマで連日のベトナム映画『サイゴン・クチュール』を見てきた。そして、ベトナム映画の風を受けた勢い余って、Amazonプライムで『レディ・アサシン 美人計』というB級感あふれるベトナム映画を見てしまったのである。『サイゴン・クチュール』がなかなか楽しかったので、本当はそちらの映画の感想を書きたいという気持ちを今日も我慢しつつ、ここはやっぱりAmazonプライムだ(※2020年6月時点のAmazonプライム特典視聴情報です)。

 

Amazonの作品情報には「宇宙最強の”美しすぎる女暗殺団”が大暴れする痛快お色気アクション!」とある。いよいよ来たか!これだよ、これ!こんなお色気アクション映画を待っていたんだよ!…と思う一方で、冷静な自分が「なんでこんな映画を見てるんだろうなあ」と、今日も囁きかけてくる。このジレンマこそが、B級の醍醐味だ。  

さて、両親を強盗団に殺されたリン・ラン(美人)が、美人すぎる暗殺集団のもとで復讐を果たすために特訓をし…という、ストーリーはどうでもいいような復讐劇で、ワイヤーアクションや格闘シーンを中心に進んでいく。そして、肝心のお色気シーンはどうなんだ!お色気は!と、地団駄を踏みながらお色気シーンを待つものの、スタイルの素敵なおねえさまたちがアクションで美脚を惜しみなく披露する…という程度である。胸元ぼーん!…みたいなものを期待してはいけない。お国柄によって放送コード的なものがあるのかもしれない。いったい自分は何を期待していたのかと、ふっと、我に返る。

そして、ネタバレになってしまうが、復讐劇は一人を残して、敵も味方も全員死亡…という最期を迎える。復讐を果たしたリン・ランだけが生き残り、私の願いもむなしく、美人軍団がまさかの全員死亡である。なかなかびっくりな結末なのだった。 

(また見たい度(★1~5) ★)


『レディ・アサシン 美人計』予告編