箇条書き美術展めぐり ピーター・ドイグ展(東京国立近代美術館)その2
東京国立近代美術館の『ピーター・ドイグ展』。
もっとも気になった画は、この「ラペイルーズの壁」。ドイグ自身がトリニダード・トバゴの首都ポート・オブ・スペインで撮影した写真をもとにして描いたとか。しかし、どこか気持ち悪い。何だろう、この違和感は…と思ったら、地面に落ちる影だ。どこの部分の影?首から上と、傘の影?それとも、歩いている足の影?だとしたら、壁の高さと人の影の高さがおかしくない?
左は「オーリンMK IV パート2」。あれ?この画の構図や配色って…と、即座に思い出したのが、アンリ・ルソーの「アンデパンダン展に参加するよう芸術家たちを導く自由の女神」(右)。と思ったら、そのことに言及している記事もあり。ちょうど常設展の方にはルソーのこの画が展示してあった。